「本来の歯より白くしたい」なら歯科医院へ。セルフホワイトニングで叶わない理由
ご自身の天然歯が持つ色合い以上に、もっと明るく輝くような白い歯に憧れませんか?
近年、「歯を白くしたい」というニーズに応える様々な方法が登場し、より身近な存在になりました。しかしその方法で、あなたが本当に望む「理想の白さ」は手に入るのでしょうか?
結論から言うと、もしあなたが「本来の歯の色以上に白くしたい」と願うなら、そのゴールを達成できるのは医療機関である歯科医院だけです。
この記事では、その明確な理由を専門家の視点から詳しくご説明します。
結論がひと目でわかる!歯科医院とサロンで目指せるゴールの違い
まず、両者の間にある本質的な差異を理解することが重要です。国家資格者が施術を行う歯科医院のホワイトニングと、そうではないセルフホワイトニングサロンが提供するケアとでは、目的も、その結果として目指せるゴールも全く異なります。
結論がひと目でわかる!歯科医院とサロンで目指せるゴールの違い
まず、両者の間にある本質的な差異を理解することが重要です。国家資格者が施術を行う歯科医院のホワイトニングと、そうではないセルフホワイトニングサロンが提供するケアとでは、目的も、その結果として目指せるゴールも全く異なります。
セルフホワイトニングサロン | 歯科医院のホワイトニング | |
---|---|---|
目的 |
表面の着色汚れの除去 |
歯の内部構造の漂白 |
ゴール | 本来の歯の色に戻す | 本来の歯の色以上に白くする |
手段 | 歯のクリーニング(化粧品類) | 医療ホワイトニング(医薬品) |
使用する薬剤 | ポリリン酸ナトリウム・炭酸水素ナトリウムなど(化粧品) | 過酸化水素・過酸化尿素(医薬品) |
薬剤の効果 | 歯の表面の汚れを浮かせて除去 | 歯の内部の色素を分解し、歯自体の色を明るくする |
法律でできること |
場所・機材の提供、手順の説明 |
歯科医師・歯科衛生士による医療行為(診断、薬剤の塗布など) |
法律でできないこと | 口腔内の診断、歯に触れる行為、医薬品の使用 | (歯科医療の範囲において特になし) |
上記の通り、セルフホワイトニングは「汚れを落とし歯の本来の色に戻す」であり、歯科医院のホワイトニングは歯の内部の色素に働きかけ、文字通り歯を「漂白」する歯科医院でしかできない医療行為です。
その根拠を、これから深掘りしていきます。
セルフホワイトニングの限界:歯の内部まで白くならない理由
セルフホワイトニングサロンが提供するサービスでは、生まれ持った歯の色以上に白さを向上させることができない背景には、越えられない3つの明確な根拠が存在します。
根拠①【法律の壁】:使用できる「薬剤」が法律で決まっているから
歯の内部の色素を分解して白くする「過酸化水素」や「過酸化尿素」といった成分は、医薬品医療機器等法(旧薬事法)で「医薬品」に指定されています。これらの薬剤を使用する行為は「医療行為」にあたるため、歯科医師・歯科衛生士という国家資格を持つ者しか扱うことができません。
セルフホワイトニングサロンではこれらの医薬品を使用できないため、法的な観点から「歯の漂白」は不可能なのです。
よくセルフホワイトニングサロンで使用されるポリリン酸自体に歯を漂白して白くする効果はありません、ステインの除去・再付着抑制には効果があります。
根拠②【仕組みの壁】:「汚れを落とす」ことと「色を白くする」ことは根本的に違うから
両者の仕組みの違いを、洋服に例えてみると…
- セルフホワイトニング:コーヒーのシミが付いた白いTシャツを、高性能な洗剤で洗い、シミが付く前の「元の白さ」に戻すこと。
- 歯科医院のホワイトニング:元の白いTシャツを、生地そのものをケミカルな作用でより白く変化させることです。
歯の構造はそもそも表面の硬いエナメル質と内部の柔らかい象牙質にわかれます。それぞれの作用する場所が異なります。
セルフホワイトニングで一般的に用いられる溶液(ポリリン酸など)は、歯のエナメル質表面に付着したステインを浮かせて除去する、いわば「洗剤」の役割です。
一方、歯科医院の薬剤は、歯の表面(エナメル質)を通過し、歯の色を決定づけている内部の象牙質の色素を化学的に分解します。このプロセスこそが「漂白」であり、歯そのものの内部的な色合いを明るくする、唯一の科学的アプローチです。
根拠③【効果の壁】:目指せる「白さの限界」が異なるから
歯の色には、シェードガイドという世界共通の色見本があります。例えば、あなたの歯が「A3」という標準的な色合いだったとします。
- セルフホワイトニング:歯の表面に付着した着色汚れをクリーニングし、黄ばんで見えていた歯を本来の「A3」の明るさに近づけることが限界です。
- 歯科医院のホワイトニング:歯を漂白することで、「A3」から「A2」「A1」、さらにその先のより白い領域である「ブリーチシェード」まで目指すことが可能です。
歯科医院だからこそ提供できる「専門家による診断」と「医療レベルの安全性」
効果の違いだけでなく、医療機関だからこそ提供できる「安全」という付加価値も非常に重要です。
- 施術前の診断
専門家である歯科医師が施術前に口の中を詳しく調べるのには、安全性を確保するための医療機関としての大前提があります。虫歯や歯の亀裂、重度の歯周病といったトラブルの有無を評価し、ホワイトニングが適応可能かを医学的に判断します。非医療機関であるサロンでは、このような診断行為は許可されていません。 - 医療機関としての安全管理体制
オフィスホワイトニングの際には、薬剤が唇や歯茎に付かないよう、専門家がしっかりと保護しながら施術を進めます。 - 万が一の対応
施術中に知覚過敏などの症状が出た場合も、すぐさま専門的な対処が可能です。この安心感は、医療機関ならではの大きな価値です。
まとめ:「理想の白さ」を叶えるための賢い選択を
この記事では、両者の間にある本質的な差異を解説しました。
- セルフホワイトニングは歯の表面的な着色を落とすケアであり、歯本来の色以上に白くする「漂白」はできない。
- 「本来の歯の色以上に白くしたい」という目的の達成は、法的および科学的な観点から、歯科医院でしか実現できない。
- リスクを管理しながら理想の白さを目指すには、専門家による診断が不可欠。
価格や手軽さも大切ですが、まずはご自身の「理想の白さ」を明確にし、そのゴールを達成できる正しい方法を選ぶことが、後悔しないための鍵です。
この記事で解説したように、「本来の歯より白くしたい」という願いを安全に叶えるには、医療機関である歯科医院を選ぶことが唯一の道です。
その上で、当院では全国300医院以上(2025年4月時点)の実績を持つ「ホワイトエッセンス」を導入しています。ホワイトエッセンスは、効果と安全性が認められた独自の薬剤と、痛みの原因となる熱を抑制するよう設計された最新の照射器を使用します。
専門家による丁寧なカウンセリングと診断に基づき、あなただけの白さのゴールを目指す。それが、当院が渋谷で提供する医療ホワイトニングです。
■ホワイトニング
内容:ホワイトニング材とホワイトニング専用照射器を併用して歯を白くします。
費用(自費):19,900円~118,800円(税込)
期間、回数:(単品の場合)1日・1回 (コースの場合)1~3か月・3~5回
副作用・リスク:個人差がありますが、施術中や施術後に歯がしみる場合があります。
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